ADRA Japan 「ラオス便り」

金曜日, 7月 21, 2006

フィールドワークの最終日、こんにちわ、子供たち。

さて、4日目は、学校のハンドオーバーセレモニーに出席のため、2つの学校を訪問。ので、フィールドワークではありませんね。

2つの学校までは、ルアンナムターから車で4時間、エンジン付のスピードボートで30分。ですので、朝の6時出発でした。途中ボートの上で、スコールに降られ、カッパも傘も何の役にも立たず。べちょべちょになる一幕もありましたが、スタッフ・教育省のスタッフは笑顔。でもセレモニーに出席する私たちが、お漏らしをしてしまった子供のような身なりには、すこし爆笑。


この2つの学校、実はADRAが建設したのではなく、ADRAが修復したもの。担当は、エンジニアーのタナラート。彼の元彼女は日本人にそっくりだそうです(余談ですが・・)

私たちがつく時間が村に連絡してあったのか、ぞくぞくと学校に村人が集まってきました。異国の(異国だけどね)人間に、みんな一瞬ぎょっとする。確かにこの村には、外国の援助は入っていなく、旅行者なんて来ないし、外国人自体を見たのが初めてなのかもしれません。子供たち、笑顔はとっても素敵だったのですが、なんだかみんなやせていて、健康とは程遠い状態。おそらく、ラオスの地方の村の人々って同じ風貌

スピードボートです。途中、エンジンが壊れ、手漕ぎボートに変身。こいでいたのは、なぜかセレモニーに同席する教育省のスタッフでした。普通、こぐのは船頭さんでしょ。

1つ目の村


修復した小学校。教室は2つ。小さな椅子に座りながら、そよ風を感じ、大雨だったら雨が降りこんで来るんだろうな、教科書ぬれないかなと少し心配になる。


セレモニーが始まるまでは、クイズ(算数)。なかなかシャイの子供たちは手を挙げず、私一人で手を挙げる。が、デニソンにはもちろんあてられず・・。


何を見るために乗り出しているんだろう・・。


2つ目の村

今回のセレモニーでは、子供たちに教科書をプレゼントしましたが、カム族独自の言葉を通常話す子供たちにはラオス語が話せるのかな。セレモニーは、ラオス語で行われたので、おそらく理解はできるのであろうけど、カム語はおそらく話し言葉であり、書き言葉ではないはず。そんな彼らへの、教科書は素敵なプレゼントなのかなあ・・。

この彼女の笑顔がとても印象的でした。私の左手が邪魔ですが・・。


調印式(この後、学校は100%村に返還されます。村長とADRAの長のサインが必要です)
これからは、自立発展性をもっていかに学校を維持していくのかは村人たちの仕事。私としては、数ヵ月後にこの村に戻ってきて、学校の様子を見てみたいもの。ただ、現在の政府のファンドにはそのためのバジェットはありません。


この学校のトイレの鍵が壊れていました。10センチほどドアが半開きの状態では、なんだか用事を済ませれた気がしなかった。だれか扉を押さえといてよ(怒)

明らかに貧しい村、ただ、貧困=不幸せとは限らない。これは、ラオスに来て感じたこと。お金はないが、家族がいて、お互いが支えあい助け合いながら、昔からの伝統を守り、力強く生き抜いている。開発ってなんだろう、貧しいってなんだろう、私がやっていることって何になるんだろう、出張に行って常に思うこと。


いつかこの村に再び戻って来ることができればと思い、村を後にしました。帰りもでこぼこ道を通ってルアンナムタータウンを目指して、村を出発し約5時間後に到着。

3 Comments:

Anonymous 匿名 said...

そうだね  幸せって なんだろう って 考えてしまいますね  貧しいから 幸せじゃない それは 正しくないよね  同感です 豊かに なったはずの 日本で 皆が 幸せなのか???  最近の 日本の 色々な 状況見ていると 痛感します  でも 衛生状態は すっごく 悪そうだから  それは もう少し 改善してあげたいな  って 思いますーー 援助の難しさ ため息でちゃうよ  でもさーー  あなたの 出来る限りの そう あなたの 考えられる限りのことが してあげられると いいねーー  子供達は でも なんか 目が すっごく綺麗で 無邪気で いいなーーー  あのままの 目を いつまでも 持っていて欲しいって 思います  色々な 見聞が あなたを 成長させることでしょう  無理しないように でも 頑張れよ  猫ママは 応援しているよ  勿論 6匹の 猫たちも 応援しているよ  近いようで でも 遠い日本からね     

5:08 午前  
Anonymous 匿名 said...

こどもたちの笑顔が印象的。
この笑顔に出会うと、私も幸せの基準って
どこにあるのかな、と考えてしまいます。

この笑顔を守りたいね。

秋にもし帰国したら、
いっぱいお話聞かせてね。

2:26 午前  
Blogger ちあき said...

ねこままさん、
幸せは人によっても違うし、住んでいるところの状況によっても違ってくるから、ラオス人の幸せが何か、まだはっきりとはわからないから難しいところ。
子供たちは、目が素敵だな。そうです。野良猫ちゃん、どうしよー。今は、うちで一人でお留守番。遊び道具を買わなくちゃって思っているの。

あきへ、
幸せの基準、難しいね。衣食住がそろっていれば幸せな人もいるし、でも、じゃあ、医療設備は?健康は?、日本人はすべてのものに囲まれているけど、何でもあって、でも、それが幸せとは限らないしね。
9月、帰国ができたら、たくさん話ししましょ。はがき届いたよ。私も書くね。4度目の外国生活で、ペンフレンド再会か?

11:22 午後  

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