私の経験プライスレス
先日、読売新聞の記事(10月8日、21日)が手に入りました。
内容は、1、引継ぎ直後 経営難 ラオス造林センター 2、ラオスの国際会議場 宴会場に転用 です。要は、ラオスのおいてODA(日本の政府開発援助)で作られた箱物案件が、案件終了後(日本の援助が経った後)どうなったかの記事でした。゛この無残な結果が予想できた゛゛事業終了後はラオス側の責任で?詳細は把握していない゛なんとも無責任で、腹正しいコメント。
ラオスに赴任し、ラオス人の貧しい生活を実際に目の当たりにし、どうしてもう少し持続性のもった援助ができないのかと疑問を持ちました。箱物プロジェクトを作ることが日本の援助の形であるのか、建物に日の丸をつけることが行政のあり方なのか、では、どうして同じ持続性の乏しい案件の繰り返しが行われるのか、疑問です。論文にできそうですね。
2,3日この記事がきっかけでいろいろ考えました。私は、NGOという立場で、じゃあ、ODAのスキームを改革していくとかODAに対して直接的なアクションはできないですが、改めて、私の今の役割は、ラオスの現状をしっかり自分の目で見、現実を受け止め、ラオス人とともに何かを築いていくことだと思いました。ドナーの戦略やスキームを理解した上で、NGOは何ができるのかとアプローチするのも大切ですが、今後のNGOと政府の連携をもっと考えていきたいと思います。ODAが本当に必要な人々のために使われるように、そうなるためには日本の国民のみなさんに真実を伝えることができる、気づきの1歩が与えられる新聞関係記者のかたを激励しつつ、私は私の道を突っ走ろう(?)と思います。
さて、今後はNGOとODAと政府に関する3分立(?)勉強でもするか?と意気込む3歩手前の木曜のランチタイムでした。
ラオスでの経験はプライスレス!マスターカードのCMになるかなあ・・。
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