ADRA Japan 「ラオス便り」

木曜日, 9月 28, 2006

単調だけど、大切な仕事。



扁桃炎もほぼ完治し、病み上がりだけど、せっせこ、データをパソコンに移す作業をしています。ただ、こつこつと作業。私が担当するYES/NOクエスチョン、なのに、結構ラオス語が書いてあったりする。その場合は、一緒に作業をしているパムワンに「失礼。これ、なんて書いてあるの?」ときいて、打ち込んで・・。結構大変。ラオス語ができないのが一番大変。で、昨日の夜からまたラオス語の勉強をはじめた。一夜限りにならないといいけど・・。

このデータ収集が終われば、データ分析に入ります。冬はお休みたくさんほしいから、新幹線級でがんばっちゃうよ。でも、もう二度と病気にかかりたくない。健康にも注意しなくては・・。

金曜日, 9月 22, 2006

来週からはじめまし。

みるたびに思い出す、ニーズ調査のあの光景、この光景。大変だったけど、楽しくもあった。苦労したけど、ある意味、通らなければならない苦労でもあった。



さて、先月行ったニーズ調査の「続」を来週からはじめることになりました。ラオス人のパムワン氏。来年からNZに留学予定の元ADRAのスタッフ、そして私のラオス語先生のだんなさんであります。1つの郡、7つの村で行ったインタビューシート。写真は、ざっとその3分の一。これは、私の努力の結晶ですかな。データを収集して、エクセルシートにまとめて、それを分析する。10月の上旬までを目標に。

今日は、お友達のともみんたちと、ムエラオ(ムエタイのラオス版)を見に行きます。今週はかなり自分を追い込んで仕事をがんばったから、なにかご褒美の食べ物をかおーっと。我が家の王子、猫の秀様は、ともみんの家の猫、たまちゃんとお留守番。

では よい週末を。

水曜日, 9月 20, 2006

ただいま、ビエンチャンです。

9月4日から17日までの日本滞在を終え、ただいまビエンチャンです。なぜか、すごく忙しく(理由はわかっておりますが)ばたばたしています。

前回もブログにも書いたとおり、今回、日本ではFASIDの研修とJICA?NGO相互研修に参加してきました。

FASIDの研修では、PCMについて学びました。FASIDから与えられた情報を元に、ある1つの案件を構築していく、もちろん与えられた情報は架空のものであって、実際に調査をして得た情報を元にしていないので、たびたび疑問があがりましたが、結局、私のBグループが構築した案件は、水因性の病気を克服(下痢などの感染症)することにより、住民(女性子供を中心とした)の健康状態の改善でした。ちょうど、私がニーズ調査を行った場所と状況が似ており、しかもFASIDから与えられたのは架空の話なのに、民族だけは実在するアカ族が登場していました。ちなみに、私がニーズ調査を行ったのもアカ族の村でした。約20人の参加者、バックグラウンドは違うし、違う環境で働くそれぞれの仲間、でも1つのことに真剣に討論するって楽しい。

そして、JICA-NGO研修では、「住民主体の開発とガバナンス」について語り合いました。参加者は、NGOからそしてJICAからと、違った視点からこの議題↑について語り合うことができました。研修のほとんどの時間は、グループワークで、最終的にでたことは、わたしたちなりに、「住民主体の開発とは?ーそこに住んでいる人が こうありたいと思う姿を描き 何が必要か把握し 必要な場合には他者の力を借りながら 自ら主体的に 実行する活動」である。そして、「ガバナンスとは?ーよりよい社会のために あなたとあなたに関係している 誰もが(含組織)必要なものを生み出し共有する「仕組み」」になりました。

ガバナンスって、なんだかよく耳にするけど、ぱっとしない言葉でした。ガバメント(政府)と何か関係あるのかな?ってまったく頓珍漢なことを考えたこともあったけど、今は、すこしガバナンスと開発の関係がわかりました。

さて、彼らが私のグループ。JICAから4名、NGOから3名。真ん中に座っている某NGOのSさん。こんな鋭い突っ込み、物の考え方が深い、経験豊富な方に出会ったのは非常に嬉しいことでした。彼を中心にして、JICA若手がまた違った視点から意見を述べる、「ほー、JICAってそうなんだ、こうなんだ、知らなかった、などなど」そして、Sさんと同じNGOで働く私が、ラオスの経験を述べる、「ラオスはこうなんですよ。」そんな意見の飛び交う、すばらしいグループワークでした。


研修のグループワークは、深夜まで及び疲れもピークのはずなのに、有意義な時間を過ごせていたせいか、疲れもあまり感じず・・・(結局、研修後に疲れはどっと来て、ビエンチャンまでの飛行機、そしてビエンチャンに着いたからどっと疲れが出ました。)

明日は、私の片腕兼通訳となるかもしれない人のインタビュー。1人でインタビュー、人の判断はまた難しいので、デニソンにも同席してもらって行います。電話の感じは○な、ミスター、SEIT。楽しみです。

水曜日, 9月 06, 2006

日本です。

昨日、FASIDとJICAのトレーニングのために一時帰国しました。

まず、今日はFASID研修の一日目。なんと、イギリスの大学時代の友人も同じトレーニングを受講・・。
彼女は現在、外務省に勤務しており、忙しい毎日を送っているみたいで、少々お疲れのようでしたが、学生時代の話に花が咲き、なんだかとっても嬉しかったです。あった瞬間びっくりでした。NGOの仕事にも興味を持っていてくれているみたいで、明日の夕食時にはゆっくりお話ができそうです。明日は、プチ同窓会です。さて、もう一人、彼女もイギリス時代の友人で、彼女はFASID勤務の私がまさに受講しているトレーニングの副モデレーターで、チームごとのワークショップでは、中心になるという大役をこなしている彼女。私と彼女のチームは違ったのですが、時折聞こえてくる彼女のチーム先導の仕方はとっても上手でした。あと、彼女の盛り上げ方、人を惹きつける力にはいつも驚愕。

さて、研修の課題は「山岳民族の健康改善」プロジェクトの事例を使って、関係者分析、目的分析などをして最終的には、PDMプロジェクトデザインマトリックスを作成するという構成。22人中、6人がNGOより、のこりは官庁のみなさま。異なるバックグラウンドの人達、また異なる考え方の人たちと一緒にトレーニングを受けれるこの機会を大切にしたいです。

明日は2日目。とても楽しみです。